目次
- 第0章:本マニュアルの読み方
- 第1章:コンセプトとロジック(天響とは?)
- 第2章:クイックスタート(セットアップ手順)
- 第3章:インターフェース・ガイド
- 第4章:パラメーター設定の詳細解説
- 第5章: 「Secure Logic(セキュア・ロジック)」の理解
- 第6章:ダッシュボードの指標について
- 第6.5章:アラート設定
- 第7章:通貨ペアごとの特性分析
- 第8章:よくある質問(FAQ)
第0章:本マニュアルの読み方
「バンドウォークアラート天響」をお選びいただき、ありがとうございます。本マニュアルでは、本ツールの操作方法とロジックの詳細を解説します。
単に「買い」や「売り」の矢印を表示するだけの一般的なインジケーターとは異なり、天響はトレンドフォローとリスク管理を強力に支援するトレーディングシステムです。その核心となる理念を理解するために、第1章と第2章を特によくお読みください。
第1章:コンセプトとロジック
ロジック: 「バンドウォーク」を捉える
ボリンジャーバンドの「バンドウォーク」(価格が±2σ線に沿って動く状態)は、FXにおいて最も収益性の高い局面の一つです。しかし、それを単なる「騙し」のブレイクアウトと見分けるのは非常に困難です。
天響は、ブレイクアウトの「初速度」に注目します。天井や底を予想するのではなく、統計的に勢いが確認された瞬間のみエントリーします。さらに、独自のSecure Logic(セキュア・ロジック)により、「一獲千金を狙うギャンブル」よりも「負けないこと」を最優先させています。
基本理念: 資本の保護
本ツールは、トレンドが発展しない場合に素早く市場から撤退するように設計されています。そのため、早期の微益決済や同値撤退が頻繁に発生する場合がありますが、これは意図的なものです。早期にリスクを限定することで、次の「大きな波」が来るまであなたの資金を守り抜きます。
第2章:クイックスタート(セットアップ手順)
以下の手順に従って、正しくチャートを設定してください。
ステップ1: 時間足の選択
TradingViewのチャートを15分足に設定してください。
注:理論上は5分足や1時間足でも動作しますが、内部パラメーターは15分足のノイズとトレンドの比率に最適化されています。
ステップ2: インジケーターの追加
- チャート上部の「インジケーター」をクリックします。
- 「招待専用スクリプト」の中から「バンドウォークアラート天響」を検索します。
- チャートに追加します。
ステップ3: 推奨パラメーターの適用
天響の設定を開きます。
- 推奨パラメーター設定を適用(15分足専用): ここがチェック(ON)になっていることを確認してください。
これがONの場合、現在の通貨ペアに対して最適なパラメーター(ボラティリティの閾値、ストップロス幅など)が自動的に読み込まれます。手動で数値を調整する必要はありません。
ステップ4: 動作確認
左上のダッシュボードを確認してください。計算された数値が表示されていれば、セットアップは完了です。
第3章:インターフェース・ガイド

3-1 バンド
一般的なボリンジャーバンド(20SMA、±2σ)と少し違います。天響独自のセッションごとに最適化されたパラメーターに基づくやや変則的なバンドとなります。バンド間のエリアはグレーで網掛けされており、これを「マッシーゾーン(Range Zone)」と呼びます。価格がこのゾーンに停滞している間は、原則として新規エントリーを避けます。
3-2 シグナル
- LONG / SHORTラベル: 確定したエントリーポイントを示します。勢いを持ったブレイクアウトが成功したローソク足の確定時に表示されます。
- バンド拡大中ラベル:ボリンジャーバンドの拡大初期であることを示します。エントリーに備えるべきであることを知らせます。
第4章:パラメーター設定
設定画面にある全パラメーターの解説です。詳細な数値は推奨設定により自動更新されます。
| 1. 推奨パラメーター設定 | |
|---|---|
| 設定項目 | 機能と役割 |
| 推奨パラメーター設定を適用(15分足専用) | 最重要スイッチ。 ON: 通過ペア専用の内部最適化ロジックを使用します。 OFF: 手動設定値を使用します。 |
| 2. セッションフィルター | |
| 設定項目 | 機能と役割 |
| タイムゾーン | セッション時間の基準を設定します。 |
| セッション#1 – #4 | 特定市場時間の定義。「有効」を外すとその時間はシグナルが出ません。 |
| 3. コア設定 (S#1 – S#4) | |
| 設定項目 | 機能と役割 |
| ボリンジャーベース | 期間の設定。小さいと反応重視、大きいとノイズ排除。 |
| エントリー偏差(σ) | ブレイクアウトの閾値。低いと攻撃的、高いと保守的。 |
| 4. フィルターと条件 | |
| 設定項目 | 機能と役割 |
| 拡張しきい値 (pips) | 必要な最小バンド拡大幅。 |
| ENTRY/EXIT間 最小バー数 | 無駄な往復ビンタを防ぐクールダウン期間。 |
| アウトウォーク本数 | バンドウォーク不発時の早期撤退タイムリミット。 |
| ヒゲ/実体 比率 | 拒絶(騙し)を避けるアンチ・フェイクアウト・フィルター。 |
| 5. リスクとセキュアロジック | |
| 設定項目 | 機能と役割 |
| ストップロス (pips) | 1トレードあたりの固定最大許容損失。 |
| 早期撤退トリガー | セキュアモード(建値移動)を起動させる順行pips。 |
| 確保する微益 | トリガー発動後に固定する最小利益幅。 |
| スクランブルモード | 急変動対応用の特殊なトレーリング挙動選択。 |
| 6. UI・表示設定 | |
| 設定項目 | 機能と役割 |
| 価格ソース | 計算に使う価格(通常はCloseを推奨)。 |
| ENTRY / EXIT ラベルを表示 | チャート上のラベル表示ON/OFF。 |
| マッシーゾーン透過率 | ノー・トレード・ゾーン(グレー)の濃さ調整。 |
| 通貨ペアごとの自動スプレッド | あらかじめ設定されたスプレッドを適用(OFFで手動固定)。 |
第5章: 「Secure Logic(セキュア・ロジック)」の理解
天響の最大の特徴は、「守りの速さ」にあります。
一般的な「建値決済」の問題点
通常、トレーダーは一定の含み益が出た後に逆指値を建値(±0)に移動させます。しかし、これが度重なると徒労感からストレスが生じることがあります。
天響のソリューション
天響はトレンドが確認された直後に、逆指値を「エントリー価格 + スプレッド + わずかな利益」に即座に移動させます。これにより、本来微損撤退になるはずだったトレードを「小さな勝ち」へと変換します。
注意点: 逆指値をタイトに追従させるため、微益決済発生率はやや高めです。本ロジックは「資産曲線の安定」を最優先しています。
第6章:ダッシュボードの指標について
数値の読み方
- 獲得pips:期間中に得た利益から損失を引いた、総利益です。
- プロフィットファクター: 総利益 ÷ 総損失。1.5以上が良好な目安。
- 最大ドローダウン (pips): 期間中最も不調だったときの最大の落ち込みです。リスク管理の重要指標。
免責事項:バックテストの結果は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
第6.5章:アラート設定

効率的なトレードのために、チャートを監視し続ける必要はありません。アラートを活用しましょう。
- ⏰ 「アラートの作成」アイコンをクリックします。
- 条件として ボリンジャーバンドウォーカー天響 を選択します。
- 重要: 「alert() 関数呼び出し」を選択してください。
本インジケーターはこの関数を通じて、特定メッセージを送信するようにプログラミングされています。
発報されるメッセージの種類は次の通りです。
| メッセージ | 内容 |
| バンド拡大検知 | バンド拡大の超初期です。 |
| LONG | 買い |
| SHORT | 売り |
| アウトウォーク | トレンド終了で決済。利益(損失)確定 |
| 早期撤退 | 形勢逆転のため少しでも利益のあるうちに決済 |
| 失敗 | エントリーは失敗だったと認めて損切り |
| ストップロス | 損失拡大のため損切り |
第7章:推奨8通貨ペア分析
なぜこの8ペアなのか?それは、これらが最も明確な「バンド拡大の初速度」を示すからです。
7-1 USDJPY(ベンチマーク)
分析: ポンド系ほどのボラティリティはありませんが、ブレイクアウトの「素直さ」は随一です。USDJPYが2σを抜けた際、即座にV字回復することは稀であり、セキュアロジックが利益を固定するのに十分な時間を与えてくれます。

7-2 EURJPY(トレンドの牽引役)
分析: 「パワー」と「持続性」のバランスに優れたペアです。1セッションで100pipsを超えるランが発生することもあります。バンドウォークが長く続く傾向があるため、合計利益を伸ばしやすいのが特徴です。

7-3 EURUSD(数学的優位性)
分析: 世界最大の取引量を誇り、ノイズが最も少ないペアです。低いスプレッドが数学的な優位性を生みます。「セキュア決済」までの距離が最短となるため、勝率が非常に安定します。

7-4 GBPJPY(暴れ馬の制御)
分析: 価格の跳ね上がりが非常に速いため、エントリー直後に「セキュア・トリガー」にヒットする確率が高いのが特徴です。ドローダウンのリスクは高めですが、回復スピードも随一です。

7-5 AUDJPY(セッション・スペシャリスト)
分析: 特に東京オープン(午前9時)やロンドン序盤に輝きを放ちます。それ以外の時間は荒いレンジになりやすいため、「タイムフィルター」設定を活用して効率を最大化してください。

7-6 CHFJPY(一方通行の特急券)
分析: 一度トレンドが出ると修正を拒みながら一方的に進む性質があります。バンドウォークが始まると数時間にわたって継続するため、天響のロジックにとって理想的な挙動を示します。

7-7 GBPUSD(騙しの王様)
分析: 騙しが多いペアですが、天響はこれを「ヒゲ/実体 比率フィルター」で攻略します。ノイズを排除して真のロンドン・ブレイクアウトを捉えます。

7-8 USDCHF(ヘッジの役割)
分析: ユーロドルと逆相関の動きをすることが多く、ポートフォリオ全体のバランスのために採用しています。緩やかなトレンドから価値を抽出します。

第8章:よくある質問(FAQ)
Q:1トレードあたりの利益が非常に小さく感じます。これは正常ですか?
A: はい、仕様通りです。本システムは大きなトレンドを待つ間、確実に「獲れる微益」を積み上げるように設計されています。
Q:スマホでも利用できますか?
A: はい。TradingViewのモバイルアプリで完全に動作します。外出先でもスマホに通知が届きます。
