バンドウォークアラート「天響(TENKYO)」操作マニュアル

目次:実働プロセス完全ガイド

  • 第1章:コンセプトとロジック
  • 第2章:セットアップとヒストリーデータの充填
  • 第3章:クイックスタート
  • 第4章:サインとインターフェース
  • 第5章:パラメーターパネル
  • 第6章:環境設定パネル
  • 第7章:通知・アラート設定パネル
  • 第8章:取引履歴パネル
  • 第9章:ダッシュボード解読とリアルタイム・チューニング(上級者向け)

第1章:コンセプトとロジック

ボリンジャーバンドの拡大(エクスパンション)における**「価格の初速度」**にフォーカスします。天井や底を予想するギャンブルを徹底排除し、統計的に勢いが確認された瞬間のみを「初動」として検知します。

独自の**Secure Logic(セキュア・ロジック)により、「一獲千金を狙うギャンブル」よりも「負けないこと」**を最優先。トレンドが発展しないと判断すれば早期に市場から撤退し、次の「大きな波」まであなたの資金を守り抜く。これが天響の真骨頂です。

第2章:セットアップとヒストリーデータの充填(必須の儀式)

1. MT4へのインストール手順

ダウンロードしたファイルをMT4に認識させる手順です。

  • MT4メニュー 「ファイル」>「データフォルダを開く」 をクリックします。
  • 開いたフォルダの中から 「MQL4」>「Indicators」 の順にフォルダを開きます。
  • そこへ、ダウンロードした BandWalkAlertTENKYO.ex4 ファイルを**右クリックで「コピー」し、フォルダ内で「貼り付け」**して格納してください。
  • MT4画面左側の**「ナビゲーター」パネル**(表示されていない場合は Ctrl + N)内の「インディケータ」の上で**右クリックし「更新」**を選択します。
  • 一覧に出現した「天響」をマウスで掴み、稼働させたいチャートの上へドラッグ&ドロップしてください。

2. ヒストリーデータの充填(最重要:データの精査)

統計計算の根拠となる過去の価格データをMT4へ正しく流し込む作業です。ここを飛ばすと、ダッシュボードの数値はデタラメになります。

  • ヒストリーセンターを開く: キーボードの F2キー を押します。
  • 通貨ペアの階層を辿る: 運用したいペア(例:Forex > USDJPY)の左側にある「+」マークをクリックして展開します。
  • 「1分足」を選択し、有効化する: リストから 「1分足 (M1)」 を見つけ、その左隣にあるアイコンに注目します。アイコンが灰色の場合は、その「1分足 (M1)」の文字の上をマウスで 「カチカチッ」とダブルクリック してください。アイコンがカラー(黄色と緑)に変化すれば有効化成功です。
  • ダウンロード: 下部の「ダウンロード」ボタンをクリックし、警告が出ても「OK」で進めます。緑のバーが右端まで到達するまで待機してください。
  • MT4の再起動: 完了後、一度MT4自体を閉じ、再度立ち上げ直してください。
  • 強制スクロール(Sync)の実行: 再起動後、チャート左上の [PREF] ボタンをクリックし、パネル内の [Sync Historical Data] をクリックします。チャートが自動で過去へ高速スクロールし、データの抜け漏れを補完します。画面が止まるまで待機してください。

第3章:クイックスタート

インジケーターを適用した直後、画面中央に「推奨パラメーター設定を適用しますか?」といったパネルが自動的に表示されます。最短でサインを出すための手順です。

1. MT4本体およびインジケーターの「DLL許可」を確認する(最優先)

手順A:MT4本体の設定

  1. MT4上部メニューの**「ツール」「オプション」**を開きます。
  2. **「エキスパートアドバイザ」**タブをクリックします。
  3. **「DLLの使用を許可する(信頼できるアプリケーションのみで有効)」**にチェックを入れ、「OK」を押します。

手順B:インジケーター個別の設定

  1. チャート上で「BandWalkAlertTENKYO」を右クリック > **「表示中のインディケータ」**をクリック。
  2. 「BandWalkAlertTENKYO」を選択して「編集」ボタンを押し、「全般」タブを開きます。
  3. **「DLLの使用を許可する」**にチェックが入っていることを確認し、「OK」を押します。

2. 通信方式 [METHOD 2] の選択

DLLが許可された状態で、パネル内の [方法 2]の[ダウンロード] をクリックしてください。

成功の合図: 通信が完了すると、通知画面に 「SUCCESS」 と表示されます。これで、開発者が提唱する「今、最も期待値の高い設定」がチャートに反映されました。

第4章:サインと決済ロジック(アルゴリズムの完全解読)

チャート上に点灯する各ラベルは、ボリンジャーバンドの動的変化とローソク足の相関関係をミリ秒単位で計算した結果です。

1. エントリープロセス(予兆から確定まで)

  • EXPANSION(予兆): ボリンジャーバンドの第3標準偏差(±3σ)の幅が、前足と比較して指定された「バンド拡大速度(TH)」を超えて拡大した瞬間に点灯します。これは統計的にトレンドが発生する「土壌」が整ったことを示す警戒合図です。
  • ENTRY(LONG / SHORT): EXPANSION点灯後、以下の条件をすべてクリアした瞬間に矢印と価格が表示されます。スクランブルモード(後述)をアグレッシブ設定している場合は、EXPANSIONで即エントリーします。

2. 決済ロジック(OW1〜4:トレンド終焉の4定義)

天響は「バンドウォークが終了した」と判断する根拠を4つに分類し、利益を最大化しつつリスクを限定します。

  • OW1(収束): ボリンジャーバンドの拡大(エクスパンション)が止まり、バンド幅が縮小(スクイーズ)に転じた瞬間に決済します。トレンドの勢いが死んだことを示す最も標準的な決済です。
  • OW2(逆行): エントリー後、進行方向とは逆のローソク足(陽線に対する陰線など)が、指定された「許容逆足本数(OW)」連続して出現した際に決済します。
  • OW3(逸脱): 価格がボリンジャーバンドの第2標準偏差(±2σ)を大きく割り込み、トレンドの軌道から外れたと判断された場合に発動します。
  • OW4(中心線): 価格がバンドの中心線(Basis)まで戻ってきた場合に決済します。トレンドが完全に崩壊し、レンジや反転へ向かう際の最終防衛ラインです。

3. 特殊決済と防衛サイン

  • SECURED(微益撤退): 含み益が「建値移動(BE)」のラインに達した後、価格が戻ってきた際にエントリー価格+スプレッド+指定pips(SEC)の場所で利確します。負けをゼロにするための防御ロジックです。
  • FAIL (ダマシ回避): エントリー直後の1〜2本で、ローソク足の実体が半分以上押し戻されるなど、ブレイクが「嘘」であった可能性が高い場合に、傷が浅いうちに即座に切るための緊急損切りサインです。
  • マッシーゾーン(Mushy Zone): チャート上のグレーの矩形領域。バンドが拡大しておらず、価格が中心線付近を彷徨っている「優位性ゼロ」の停滞地帯です。この領域内ではすべてのエントリーロジックが自動的にシャットダウンされます。

第5章:パラメーターパネルの完全解剖

チャート上部の [パラメーター(Show Param)] トグルボタンをクリックすると展開される、天響の心臓部です。ここでは4つの時間帯(セッション)ごとに、システムのエントリー条件や決済ロジックをミリ単位でチューニングします。

1. セッションタイム(時間帯)の定義

パネルの最上段には、相場の性質が切り替わる4つのセッション(欧州、北米、その他、アジア)の「開始時間」が設定されています。

  • 時間の設定: [ - ] [ + ] ボタン(長押し対応)で15分刻みで時間を前後にスライドできます。
  • タイムゾーン連動: ここで表示される時間は、PREFパネルで設定した「表示するタイムゾーン(例:Asia/Tokyo)」に自動で変換されて表示されるため、頭の中で時差計算をする必要はありません。

2. 各ロジックパラメーターの詳細(全11項目)

各セッションの列に並ぶ数値を調整し、ロジックを最適化します。数値横の [ - ] [ + ] ボタンは**長押し(連打)**に対応しており、数値を高速変化させるとダッシュボードの成績(PFや勝率)がリアルタイムに書き換わります。

  • BB期間: ボリンジャーバンドの計算期間です。※この項目のみ全セッション共通で適用されます(一番左の列でのみ変更可能)。
  • エントリー感度: バンドからのブレイクアウトを検知する感度(偏差の倍率)です。
  • バンド拡大速度: オニオンゾーン(エクスパンション)の発生を判定するための閾値(しきいち)です。
  • 最小間隔: 前回の決済から、次のエントリーを許可するまでに空けるべき最低限のローソク足の本数です。
  • 許容逆足本数: トレンド中に逆行するローソク足(陰線・陽線)が何本連続したら「OW(論理決済)」として逃げるかを定義します。
  • ヒゲブロック: ローソク足の実体に対する「ヒゲの長さ」の倍率を指定し、ヒゲが長すぎるダマシのブレイクでのエントリーを回避します。
  • ストップロス: エントリー直後に設置される初期損切り幅(pips)です。
  • 建値移動: 含み益がこのpips数に達した瞬間に、逆指値を建値(微益撤退ライン)へ移動させます。
  • 微益撤退: 建値移動が発動した際、エントリー価格に「何pips上乗せして」逃げるか(利益を確保するか)を指定します。
  • スクランブルモード: バンド拡大初期の激しい動きに対するエントリー制限です。アグレッシブ(AGGR)、ノーマル(NORM)、無効(OFF)から選択します。
  • 急騰ブロック: 異常なサイズのローソク足(急騰・急落)が出現した際、高値掴みを防ぐためのフィルター倍率です。

3. バックテスト集計期間の指定

パネル下部の上段には、ダッシュボードに表示される成績(総取引数やプロフィットファクターなど)を集計する「期間」を指定する項目があります。

  • 開始期間: 集計を開始する日付。
  • 終了期間: 集計を終了する日付。
  • 設定方法: 白いボックス内のテキストを直接書き換えるか、横の [ - ] [ + ] ボタンで1日ずつ日付を増減させます。

4. パラメーターの管理と保存(アクションボタン)

パネル最下部にある3つのボタンで、設定の呼び出しと保存を行います。

  • 推奨設定: 公式サーバーからダウンロードした最新の「推奨パラメーターファイル」を読み込み、チャートに適用します。適用中はボタンが明るい赤色(発光)に変わります。
  • ユーザー設定: あなたが過去に保存した「自分専用のパラメーターファイル」を呼び出します。適用中はボタンが明るい緑色に変わります。
  • パラメーター保存: 現在パネルに表示されているすべての数値(時間帯、11項目のパラメーター、集計期間)を、あなた専用のユーザー設定としてローカルファイルに書き込みます。調整を終えたら必ず保存してください。

第6章:環境設定パネルの完全解剖

チャート上部の [環境設定] トグルボタンをクリックすると展開されるパネルの解説です。ここは、システムの表示設定や計算の前提となる環境をカスタマイズするための専用セクションです。

1. 表示するタイムゾーン(Display TimeZone)

チャートの時間軸をあなたの見やすい地域に合わせるための設定です。

  • 設定方法: 現在のタイムゾーン名(例:アジア/東京)が書かれた青いボタンをクリックすると、世界20地域のリストがドロップダウン表示されます。
  • 役割: これを選択することで、内部のセッション時間(欧州・北米・アジア等の判定)が正しく同期されます。

2. バックテストに使用するスプレッド

ダッシュボードに表示される過去の成績(プロフィットファクターや獲得pips)を、あなたの利用している証券会社の実態に合わせるための個別設定エリアです。

  • 個別入力: EURUSD, USDJPY など主要8通貨ペアと、それ以外の OTHER に対して、個別にスプレッド(pips単位)を設定できます。
  • 設定方法: 白い入力ボックスに直接数値を打ち込むか、横の [ - ] [ + ] ボタン(長押し対応)で微調整します。現在のチャートの通貨ペアは**緑色(Lime)**で強調表示されます。

3. その他のカスタマイズ

システムの見た目や言語を切り替えるUI設定エリアです。

  • 背景色: [暗い背景] / [明るい背景] チャートの背景色に合わせて、パネルやサイン(矢印やテキスト)のカラーパレットを最適化します。
  • 言語: [English] / [日本語] パネル内のすべてのテキストと、通知(アラート)の言語を即座に切り替えます。
  • オニオンゾーンの塗り: [ON] / [OFF] 優位性の高い「オニオンゾーン(バンド拡大期)」の背景を、チャート上に色付きでハイライトするかどうかを選択します。

4. 外部通信とデータ管理(アクションボタン)

パネル最下部にある、外部データとのやり取りや保存を行うボタン群です。

  • 過去バーの取得: クリックすると専用のダウンロードダイアログ(バー数選択画面)が立ち上がります。過去の成績を正確に算出するため、不足しているヒストリーデータを強制的に読み込みます。
  • 推奨パラメーターファイルを確認: 公式サーバーへアクセスし、最新の最適化ファイルが存在するか確認します。ここから「RECパネル(方法 1〜3の選択画面)」へ移行し、最新設定をダウンロードできます。(※実行にはMT4のDLL許可、またはWebRequestの許可が必要です)
  • 設定保存:パネル内で変更したスプレッドやテーマ、言語設定などをローカルファイルに書き込みます。

第7章:通知・アラート設定パネルの完全解剖

チャート上部の [通知設定] トグルボタンをクリックすると展開されるパネルです。ここでは、「どのタイミングのサインを」「どの媒体に飛ばすか」を、3×3のマトリクスで極めて精密に制御します。

1. アラート種別と通知媒体の選択(3×3マトリクス)

3つの「事象(縦軸)」と3つの「媒体(横軸)」が交差するボタンをクリックし、通知のON/OFFを個別に設定します。ボタンが緑色ならON、灰色ならOFFです。

  • 【事象(縦軸)の種類】
    • Expansion/No Entry: バンドの拡大を検知した「予兆」サイン、または条件に満たなかった際の見送り時に発火します。
    • Entry(LONG/SHORT): 統計的優位性が確定し、実際にエントリーの矢印が点灯した瞬間に発火します。
    • Exit : トレードが決済(OW、SL、SEC、FAILなど)された瞬間に発火します。
  • 【通知媒体(横軸)の種類】
    • MT4: MT4標準のアラート機能です。ポップアップ画面表示、アラート音(alert.wav)の再生、およびスマホ版MT4アプリへのプッシュ通知が同時に実行されます。
    • MAIL: 指定したメールアドレスへテキストで通知を送信します。
    • LINE: スマートフォンのLINEアカウントへメッセージを送信します。

2. 通知先の設定とテスト送信

メールやLINEを実際に機能させるための宛先設定エリアです。

  • メール通知: パネル内でメールアドレスを入力することはできません。オレンジ色のテキストで警告されている通り、MT4本体のメニュー「ツール」>「オプション」>「E-メール」タブにて、SMTPサーバー等の設定を事前に行う必要があります。
  • LINE User ID 入力ボックス: LINE通知を受け取るための、あなたの専用ID(Uから始まる33桁の文字列)をこの白いボックスに入力します。
  • [TEST] ボタン(LINE連携テスト): IDを入力後、オレンジ色の [TEST] ボタンをクリックすると、あなたのスマホのLINEアプリへテストメッセージを届けます。

3. 設定の永続保存

  • [設定保存] ボタン:パネル内で設定したマトリクスのON/OFF状態や、入力した「LINE User ID」を、MT4のローカルファイルに記録します。

第8章:取引履歴パネルの完全解剖

チャート右上の [取引履歴] トグルボタンをクリックすると展開されるパネルです。指定したバックテスト期間内に行われた仮想トレードの全履歴をリスト化し、設定したパラメーターが「どのポイントで、どのような理由で決済されたか」を詳細に検証できる強力な分析ツールです。

1. トレード履歴リストの見方

パネル内には、最新のトレードから順に最大60行(1ページあたり)の履歴データが等幅フォントで整列して表示されます。一目で勝敗が分かるよう、利益が出たトレードと損失が出たトレードでテキストが色分けされます。

  • TIME: トレードが決済された日時が表示されます。
  • TYPE: LONG(買い)または SHORT(売り)が表示されます。
  • ENTRY / EXIT: エントリーした価格と、決済された価格です。
  • PIPS: そのトレードでの損益pipsです。
  • REASON: トレードが終了した論理的な根拠です。
    • SEC:微益撤退(建値移動後の利益確保)
    • SL / TSL:初期損切り、またはスクランブル時のテンポラリー損切り
    • OW1OW4:トレンド終了を判定した論理決済
    • FAL(FAIL):ヒゲや急反転によるダマシ回避決済

2. リストのスクロールとナビゲーション

履歴が60件を超える場合、パネル上部に自動配置される4つの青いサブボタンを使って、過去のデータへ遡って検証することができます。

  • [ – ] ボタン: リストを古い履歴(過去)へ向かってスクロールさせます(ボタン長押しによる連続スクロール対応)。
  • [ + ] ボタン: リストを新しい履歴(未来)へ向かってスクロールさせます。
  • [ 最新へ (TOF) ] ボタン: どれだけ過去へスクロールしていても、ワンクリックでリストの先頭(最も新しいトレード履歴)へ一気に戻ります。

3. パフォーマンスレポートのCSV出力(Export)

ダッシュボード上の成績や、検証した全トレード履歴を外部ファイルとして書き出す機能です。

  • [ 出力 (Export) ] ボタン: 緑色の出力ボタンをクリックすると、現在ダッシュボードで集計されている期間(DB Start 〜 DB End)の全データが、CSVファイルとして生成されます。
  • 出力されるデータの内容: ファイルの上部には「プロフィットファクター」「純利益」「最大ドローダウン」「勝率」などのパフォーマンスサマリーが記載され、その下に全トレードの詳細履歴(時間、方向、価格、損益、決済理由)が一覧出力されます。
  • 保存場所とファイル名: ファイルは「Common(共通)」>「Files」フォルダ内に保存されます。ファイル名は TNK_Report_EURUSD_5_日時.csv のように通貨ペアと時間足が自動付与され、Excelなどで即座に本格的なデータ分析を行うことが可能です。

第9章:ダッシュボード解読とリアルタイム・チューニングの極意

チャートの左上に表示される統計ダッシュボードの解説です。ここは、パラメーターパネルで指定した集計期間における「仮想トレードの全成績」をリアルタイムに計算し、設定の有効性を客観的に評価するための最重要モニターです。

1. トグルボタンによる表示・機能制御

ダッシュボード上部に配置された2つのトグルボタンで、画面表示とシステム全体のアラート機能を制御します。

  • [ダッシュ 表示/非表示 ] ボタン: ダッシュボードパネル自体の表示と非表示を切り替えます。チャート分析の邪魔になる場合は非表示にできます。
  • [通知: ON/OFF ] ボタン: システムから発信されるすべてのアラート(MT4、メール、LINE)の「大元のスイッチ」です。通知設定パネルで個別にON設定をしていても、このボタンが赤色の「OFF」状態になっていれば、一切の通知は送信されません。稼働時は必ず緑色の「ON」にしてください。

2. パフォーマンス指標の完全解説

ダッシュボードには、集計期間(タイトル直下に銀色で表示)内のトレード結果を元にした9つの統計データが表示されます。特に重要な指標は専用のカラーで強調されています。

  • 総取引数: 指定期間内に行われたトレードの合計回数です。統計としての信頼性を担保するため、最低でも100回以上の母集団がある状態での数値を参考にしてください。
  • プロフィットファクター : 「総利益 ÷ 総損失」で計算される、システム評価の要となる指標です。1.0で損益ゼロとなり、1.5以上であれば「非常に戦える」優秀なロジックであると判断できます。
  • 純利益(Pips) : すべてのトレードの利益pipsから損失pipsを差し引いた、最終的に手元に残る純利益です。環境設定パネルで入力した「スプレッド」があらかじめ差し引かれた、極めて現実的な数値として算出されます。
  • 最大ドローダウン: 資産(累積pips)が過去最高値を更新してから、最も深く落ち込んだ際の「最大の谷の深さ」をpipsで表したものです。この数値が小さいほど、安定して右肩上がりの資産曲線を形成していることになります。
  • ドローダウン率 : 獲得した純利益に対して、最大ドローダウンがどの程度の割合(%)を占めているかを示します。(計算式:最大ドローダウン ÷ 純利益 × 100)
  • 期待利得(Pips): 1回のトレードあたり、平均して何pipsの利益(または損失)が見込めるかを示す期待値です。(計算式:純利益 ÷ 総取引数)
  • 勝数 / 負数: 利益で終えたトレード数(勝数)と、損失で終えたトレード数(負数)の内訳です。
  • 平均 利益/損失: 勝ったトレード1回あたりの平均獲得pipsと、負けたトレード1回あたりの平均損失pipsを並べて表示します。いわゆる「リスクリワード」のバランスを確認するための指標です。